注目の発言 麻生財務大臣、軽減税率を否定。

3月10日衆議院予算委員会第三分科会で
私あおやぎ陽一郎は、麻生財務大臣に対し、
①消費税増税に対する経済対策の方針
②増税時の軽減税率
③租税特別措置の改廃
④ビール税
について政府の取り組み、大臣の見解を
問いただした。
予算委員会分科会はより個別の課題について
大臣と質疑できる貴重な機会。
麻生大臣からは従来の公式見解を超える答弁を
引き出すことに成功した。
特に2017年4月の消費税増税時(我が党は増税に
反対)に自民党公明党が導入することを決定した
軽減税率、さらに最近サッポロビールで話題となって
いる酒税について注目される踏み込んだ発言があった。
詳しくは衆議院HPの動画で確認できるが、ここでは概要を以下に記す。
衆議院HP動画(3月10日衆議院予算委員会第三分科会
19:30-20:00 青柳陽一郎)
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=44574&media_type=wb
青柳 「これまで麻生大臣は軽減税率に否定的な立場や発言を
行ってきたが現在も同様か?」
麻生大臣「軽減税率は対象品目や手続きの面に課題が多い」
青柳 「導入推進の理由は逆進性の解消と言われるが効果があるか?」
麻生大臣「逆進性対策には効果がない。逆進性には給付つき税額控除
の方が良い」
青柳「与党税制協議会が決めた大綱には税率10%時と明記されたが、
これは10%時点で同時に導入することなのか、10%時代ならいつでも
いいのかどちらか?」
麻生大臣「10%に上げた時点ではない、同時ではない」
青柳「軽減税率に政治的リスクはあるか?」
麻生大臣「ある」
青柳「酒税は企業にとっても税務当局にとっても消費者にとっても良くない。
見直す考えがあるか?」
麻生大臣「ビール税は高すぎる。見直す」

このように従来の政府の立場、自公与党の合意を見事に超える答弁を
している注目のやり取りだと思います。
我々は当然、軽減税率導入反対、酒税見直し賛成という立場で非常に
有意な質疑となった。
今後も軽減税率、酒税の見直しに注目していく。

衆議院議員 あおやぎ陽一郎

 

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