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第193国会閉会にあたって 安倍一強政治の問題が明らかに

2017/06/19

安倍一強政治で、政治の安定というメリットよりも、最近は、その傲り、
緩み、たるみ、不都合な事実の隠ぺいというデメリットの指摘がますます
増えてきました。
国会の合間や週末に地元を歩くと、そうした声を現実によく耳にするよう
になりました。

実際、強引な国会運営が目に余る。
誠意のない国会答弁、重要法案の相次ぐ強行採決、国会の慣例や伝統を
無視する禁じ手まで繰り出す始末。
こうした手法や安倍官邸一強は、与党からも疑問の声が上がっています。

天下り、森友、南スーダンPKO日報、そして加計学園など、国民が疑惑を
持った事案を隠蔽し、説明責任を果たす姿勢は見られません。

さらに、前復興大臣の問題発言、法務大臣の珍回答、稲田大臣のガバナンス
欠如、自民党議員の2012年問題など問題行為は枚挙にいとまがありません。

政治権力は、強い政権であればあるほど、できるだけ多くの合意を取り付ける
努力が求められる、そして批判を受け入れる姿勢、間違いがあれば認める柔軟
性が必要ではないでしょうか。

我が国周辺の外交安全保障環境が厳しさを増している。
北朝鮮の挑発行為はますますエスカレートしているなか、多くの拉致被害者や
特定失踪者は今も北朝鮮の地におり、未だ家族との再会も果たせていない。

国内をみても、少子高齢化、社会保障、格差や貧困、子育て支援・待機児童、
介護離職、教育無償化、財政赤字、景気対策など課題山積です。

本来こうしたことを国会で議論し必要な政策を実行しなければならない。

しかし今の安倍一強政治は強いメッセージや掛け声ばかりで、実際は政策や
制度がゆがめられているのではないか、何より国民の税金の使い道が適正なのか、
多くの疑問や疑念が噴出しています。

今国会で問題になった森友学園や加計学園問題は、多くの国民が見て、疑問疑惑
が払しょくできない点があまりにも多い。
これは単なるスキャンダルではなくなっています。
政策の運用(行政監視)と税金の使い道そのものです。

私は、岩盤規制にドリルで穴をあけるという総理の決意、そしてそのための国家
戦略特区制度の必要性や取り組みは評価したいと思います。
しかしその運用を間違えて、制度を恣意的に活用すれば、あるいはそうした疑い
をもたれることによって、特区制度がつぶされてしまう、改革がつぶされてしまう
のではないか。
知恵を出し、汗をかき、岩盤規制・既得権と戦っている方々に水を差すことになり
かねません。それを心配するのです。
加計や森友はこれまでの前例やプロセスが客観的に見て公正透明とは言い難い。
とても残念です。

行政は、公平・公正・透明でなければ国民の納得は得られません。
安倍一強政治で、この原則が捻じ曲げられ、そして事実を隠蔽する。
そういうことがあってはなりません。

国民の疑惑疑問に答えるのは、政府与党、そして何より安倍総理の責任です。
疑惑をもたれたなら、国民に対して、しっかり責任をもって解明しなければならない。
残念ながらこの姿勢が今の安倍自民公明政権に感じられません。

こうした状況で、強行採決や中間報告という禁じ手まで強引に国会を閉じた。
まさに不都合な事実の隠ぺい以外の何物でもありません。
悪しき前例を作ってしまったのだと思います。

そして、今ここにある課題。
待機児童三年連続増加、目標達成3年先送り。保育士数は7万人不足、
出生数は100万人を割り過去最少。
介護離職を余儀なくされている方々、介護人材不足12万人。
IT人材も現状7万人不足。
取り組むべき政策の優先順位が違います。

民進党は批判ばかりで対案がないと言われます。
しかしそれこそが自民公明の「印象操作」「レッテル貼」ではないかと思います。

わが党は、政府提出法案の78%に賛成しています。
また民進党提案の修正に応じて成案した法律も複数あります。
反対票を投じた22%のうちほとんどが対案や修正案を提出しています。
単なる反対はたった数%でしかありません。

経済政策や社会保障政策では、アベノミクスから人への投資を前面に打ち出し
明確な対立軸を示しています。
しかし、残念ながらアピールができていないのが現実です。

これからも与えられた国会議員としての職責をきちんと果たしていく決意に
変わりはありません。
批判すべきは恐れずに批判し、必要な政策提案も積極的に行う。
そして安倍一強政治をきちんとチェックしていく。
これからも地道に一歩一歩活動を続けて参ります。

第193国会閉会にあたって。

衆議院議員 あおやぎ陽一郎